板橋区議会 から見た物価高騰のファクターについて
区政レポート
2025.07.20
板橋区議会
板橋区議会 から見た物価高騰のファクターについて
【物価高騰ファクター】
日本は現在、実質金利がマイナス圏で推移しています。
これは、物価上昇率が名目金利を上回っている状態を意味します。
この状況下では、預貯金の価値が実質的に目減りしていることになります。

日銀は、この状況を認識しつつも、2%の物価安定目標の実現に向けて、金融政策を運営していく方針です。
6月のCPIは3.3%で政策金利は0.5%となっているので実質金利はマイナス。
現在のインフレーションを作り出しているファクターをざっくり示すと金融政策と財政政策です。
日本銀行が政策金利を上げてもインフレ率との兼ね合いで実質金利は、マイナスとなり好転はしない様子。
更に長期金利が上昇し円安圧力が強まると原油等の経済を支えるコストが上がり悪循環になってしまう事になります。
次に財政政策として、トピックとなっている「給付や消費税減税」を進めると消費が刺激されインフレ圧力になってしまいます。
インフレに振れると価格転嫁し易くなり企業業績は上がり株価上昇へ向かうと考えられるが、総じて物価高騰を誘導する事になるわけです。実に悩ましい・・・
