経常収支「3年連続過去最大」の罠。 2026年、日本を襲う円安と原油高の現実を板橋区議会から解説

区政レポート

2026.05.22

板橋区議会

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経常収支「3年連続過去最大」の罠。 2026年、日本を襲う円安と原油高の現実を板橋区議会から解説

財務省発表の2025年度経常収支は、34兆5,218億円の黒字と3年連続で過去最大を更新。

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日本の貿易と経済の現状分析

5年ぶりの貿易黒字化(1兆3,631億円)も重なりメディアは日本経済の復活劇であるかのように報じています。
しかし、経済のトレンドを追っている目から見えるのは「このデータはすでに賞味期限切れの過去の遺物」です。
足元の世界情勢とエネルギー市場は一変しており、2025年度の数字に
一喜一憂しているとこれから訪れる激変を見誤ることになります。

1. 貿易黒字の正体は、単なる「原油安ボーナス」
2025年度に貿易収支が劇的に改善した最大の要因は、半導体輸出の伸び以上に「輸入額の減少(0.8%減)」にあります。
年度平均の原油価格は1バレル71ドル41セントと前年度比で13.3%も下落し、円建ての燃料輸入価格が14.5%も低下したため支払いが大きく浮いただけなのです。
しかし、この前提は完全に崩壊しました。
現在、原油価格は1バレル90〜100ドルへと高騰しています。
政府の備蓄放出も期待できない以上、今後日本が入手する石油は高価なものへと置き換わっていきます。
この現状が続けば、日本経済には以下の強烈なインパクトが襲いかかります。
輸入額の激増👉およそ5兆〜8兆円の輸入コスト増。
貿易赤字への転落👉2025年度の黒字は吹き飛び、10兆円規模の赤字へ。
インフレの再燃👉消費者物価(CPI)をさらに+2〜3%ポイント押し上げる。
市場では、すでに2026年度ベースで「15兆円ペースの貿易赤字」(2022年度に迫る規模)を見通す声もあります。
これは実需の取引だけで猛烈な円売りが発生することを意味します。
この需給悪化は、「6月貿易統計(7月発表分)」以降、明確に可視化されるでしょう。

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2025年度国際収支統計(速報)まとめ

2. 為替はどう動く? 155〜160円の「神経質な膠着」
これほどの円売り圧力を前に、ドル円は再び160円を超えて暴走するのでしょうか。
ここからの防波堤となるのが「実質金利の上昇傾向」と160円付近でちらつく「日米通貨政策の協調(介入警戒感)」です。
日米の通貨協力はブラフ(脅し)ではなく本物でしょう。強引な上値追いは当局に弾かれる覚悟が必要です。
結果として、今後の為替相場は155〜160円のレンジで方向感を見つけづらい非常に神経質な時間帯が続くと予想します。

👆板橋区議会からの視点👀
2025年度の「過去最高黒字」は、バックミラーに映る景色に過ぎません。
フロントガラスの先にあるのは、原油高の終焉とコストプッシュ型インフレの再来です。
企業も個人もマインドセットを切り替え、円安高止まりを前提とした資産防衛に動くべき局面です。

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