板橋区議会決算委員会報告(区民環境分科会)

区政レポート

2025.10.16

板橋区議会

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板橋区議会決算委員会報告(区民環境分科会)②

板橋区議会決算委員会報告(区民環境分科会)②

次に産業振興です。

我が自由民主党は・・・「イノベーション投資」を重点施策に掲げ

デジタルやAI、量子、フュージョンエネルギー、次世代素材、宇宙、海洋と言った新分野へ民間投資を促す政策を積極的に進めて行く事になっています。

特に今後の発展性と先行有利性から私が注目しているのが・・・

現在の強み「コンテンツ産業」です。

👆映画、アニメ、マンガ、ゲーム、音楽、出版物等々のエンターテイメント産業

このマーケット・・・

2025年見込みは、約1.3兆ドル(約183兆円)です。

我が国の強みになってきているこの分野で稼ぎましょう。

役所も横グシで集約した方がいいですね。

合わせて板橋区は、スマートシティを打ち出しています。

スマートシティ化を図り人々の生活様式をデジタル化し区内でもデジタル産業が稼げるようにしていく事が必要です。

まちづくりは、箱もののまちづくりから交通やデジタルインフラ整備に思い切ってシフトチェンジしなければならないと考えます。

デジタル施策を軸に知の集積や新産業を育てていく事が必要です。

先週9日10日と宇都宮市で開催の都市問題会議に参加して来ました。

諸報告を宇都宮市長が務めた。その中で「稼ぐために投資する!」と言っていました。「議会では、あれやれ!これやれ!と言われる。

ならば宇都宮市自ら稼ぐしかない!ので稼げる分野に積極的に投資しているとの話があり振興事業の説明がありました。共感しました。

<まとめ>

企業にもライフサイクルがあります。

現在の板橋区の産業支援については、現状維持がベースになっています。

これでは、後退するばかりです。例えば、TDK・・・

世界陸上のゼッケンに広告を出していました。

私の時代は、TDKは「カセットテープ」の会社。

TDKの歩みは・・・

磁気材料フェライトの発明からはじまり記憶メディアが基幹事業でしたが、2014年にこれまで会社の主力だった記録メディア事業から撤退。

現在のTDK売上構成は、主に「エナジー応用製品(二次電池、電源など)」が約5割を占め、「受動素子(コンデンサ、インダクタなど)」が約25%、「磁気応用製品(HDDヘッド、磁気ヘッドなど)」が約10%、そして「センサー応用製品」が約8%となっています。

これらの事業は、スマートフォン、PC、産業機器、自動車など、幅広い分野で利用されています。

ソニーもウォークマン👉今はコンテンツ産業のトップリーダーです。

富士フィルムは・・・半導体の組み立て工程で使われる研磨剤、このほかバイオ医薬品等の事業にシフトしています。

マグニフィセント・セブンが勝者となっていますが、今回も勝つとは限らないワケで・・・

次の勝者はAIを通じて大規模かつ制約のない市場に取り組む企業であり、将来的にマグ・セブンを上回る規模に成長するだろうと言われています。

この様に時代の変化に対応する事が企業の生命線です。

ここに投資する事が区役所が、今後10年やっていかなければならない支援です👆

私たちが直面するのは・・・

単なる景気循環ではなく「時代の変化への対応」です!

板橋区の経済が新しい成長軌道に乗れるかどうかは、ここにかかっています!

支援については、税金なので区民が納得できる判断基準で積極的に実施する様に変えていく必要がると考えます。

例えば、ペロブスカイト太陽電池。

日本が開発した。隣の国でガンガンやっています。

技術で勝って商売で負けているワケです。

こうしたものを板橋区で展開したりマッチングする支援が必要なんです!

なぜイノベーション支援を強化するのか?技術革新によって区民生活を豊かにするのです。

これからの板橋区。

産業立区で、稼ぐ板橋区にするべきであり「板橋ブランド」にするべきであります!

「板橋ブランドとは」よく「価格転嫁ができないんです!」と聞きます。

スイスの例、時計・薬品

👆値上げをしても売れる。➡強い産業➡デフレでもスイスフランが強く輸入にも有利な「近隣窮乏化」を展開。

こうした強く稼げる個店・事業所を支援・育成・誘致する事が「板橋ブランド」です。

現在作成中の「板橋区産業振興構想2035」は、こうしたものを構築する計画が全くない。

これでは稼げません!

今、時代の変化のマグマが出てきていて、この10年がチャンスです!

そうした意味で「板橋区産業振興構想2035」どんなものをつくるか?で、板橋の未来が明るくなるのか?トンネルに入ってしまうのか?が決まると思います。

商売は、厳しく甘いものではありません。

もう待ったなし「生きるか?」「死ぬか?」です。

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