板橋区議会から見た7月の為替介入の背景と分析(リバウンドに巻き込まれない為に)
区政レポート
2026.07.31
板橋区議会
テーマ:
板橋区議会から見た7月の為替介入の背景と分析(リバウンドに巻き込まれない為に)
7月30日に6兆円から7兆円規模の為替介入を実施した模様(8月3日の当座預金残高の見通しから)ですが、第二弾が本日18時頃から介入が行われた模様でドル円が158.55円まで急落しましたが、下げが一巡すると後は、すごい勢いで160円方向へ戻って行きました。
この局面を解剖すると以下の3つのロジックが背景で強烈に機能したと考えます。
1. 流動性の空白を突いた「仕掛け」とアルゴの反応
18時前(ロンドン市場の本格参入前、かつ東京市場の引け際)という時間帯は、市場の流動性が一時的に低下しやすい「エアポケット」です。
ここで介入警戒感や大口の利益確定をトリガーにした円買いが持ち込まれると価格は真空地帯を落ちるように急落します。
158.55円までの急落は、下に溜まっていたストップロス(投げ注文)を巻き込んだ巻き戻し特有の動きです。
2. 「待ち伏せ勢」による強烈な押し目買い(需給の偏り)
「もし介入(あるいはそれに類する急落)が来たら絶対に買う」と手ぐすね引いて待っていた本邦実需(輸入企業)や個人投資家、そして海外のマクロ系ヘッジファンドの買い指値が、158円台後半に極めて分厚く滞留していたのは確実です。
急落によってそれらの注文が一気に約定し一転して「ショート(売り持ち)の踏み上げ」へとエネルギーが反転しました。
3. 金利差という「絶対的な重力」
どれだけ急落しようとも、日米の圧倒的な金利差というファンダメンタルズの地殻に変化がない限りドル高・円安の方向へ引っ張る「重力」が常に働いています。
そのため下がったところは絶好のバーゲンセールと見なされ凄まじいV字回復(159円台後半〜160円方向へのリバウンド)を引き起こしたわけです。
【今後の戦略的視点】
👆プロの現場であれば、この局面はこう立ち回ります。
👉ショートの深追いは厳禁
介入を期待した「値ごろ感からのショート」は、今回のようなリバウンドの燃料にされるだけです。
👉ボラティリティの活用
これだけ上下に荒れる局面は、レバレッジを低めにコントロールしつつ、サポートライン(今回で言えば158円台半ば)を背にした「引きつけての押し目買い」が最も期待値が高くなります。
心理的な節目である160円台を前に市場の神経は研ぎ澄まされています。
この荒波はトレーダーにとってはリスクであると同時に最高の収益機会でもありますが、間違えると「待ち伏せ勢」の養分になってしまいます。
リバウンドに巻き込まれないように警戒態勢に入ったら準備しておくことが重要でしょう。

