令和8年度板橋区長施政方針について代表質問から見えた重大な問題点⑥
区政レポート
2026.04.12
板橋区議会
テーマ:
令和8年度板橋区長施政方針について代表質問から見えた重大な問題点⑥
【国民健康保険制度の抜本的な再設計について】
現在、板橋区をはじめとする特別区において、国民健康保険事業は極めて厳しい財政状況に置かれております。
被保険者の高齢化、低所得者層の増加、医療費の高度化により歳出は増加を続ける一方で、保険料収入は伸び悩み、その差額を一般会計からの繰入れで補填する構造が常態化しております。
これは果たして持続可能な制度と言えるのでしょうか。(・・?
板橋区においても、繰入れは多額にのぼり本来であれば子育て支援や教育、まちづくり、防災対策などに充てるべき一般財源が、国保財政の穴埋めに回っているのが実情です。
これは区民全体の公平性という観点からも看過できない状況です。
👆そこで本日、この機会に保険料負担と一般会計負担の双方を軽減する新しい国民健康保険制度の構築を以下5点提案しました。
板橋区議会において「料金が高い!何とかしろ!」との発言は、度々ありますが・・・
代替案を示すことはありませんでした。
我々、自由民主党議員団は、研究を重ね代替案を示しました。
「発言しました!」では、変わりません!
【保険料急騰抑制制度】
第一に「保険料 急騰 抑制制度」の導入です。
都道府県が 財政運営 責任主体となった現在、納付金の算定結果がそのまま保険料に跳ね返る仕組みになっております。
しかし、医療費の一時的増加や精算要因によって保険料が急上昇することは、被保険者にとって生活破壊💣に直結します。
そこで・・・👆
都道府県単位での「財政安定化基金」を活用し、保険料上昇率に一定の上限を設け超過分を基金で平準化する制度をつくるべきと考えます。
これにより、急激な値上げを防ぎ、区民の生活を守ることが可能になります。
【構造要因連動型の国費配分制度】
第二に「構造要因 連動型の国費 配分制度」への転換です。👆
特別区は・・・
低所得者割合や単身世帯比率が高く、構造的に保険料収入が伸びにくい特徴があります。
これは自治体の努力不足ではなく、都市構造の問題です。にもかかわらず・・・
その負担を各区の一般会計が、背負う構造は合理的とは言えません。⤵⤵
国は、財政支援を単なる補助金ではなく年齢構成、所得水準、医療需要といった客観指標に連動した自動調整型の仕組みに再設計すべきであります。
これにより、繰入れ依存を段階的に解消することが可能になります。
【個人単位課税への移行】
第三に「個人単位課税への移行」です。
現行制度は世帯単位を基本としていますが、単身世帯の増加が、進む都市部では実態との乖離が生じています。
所得割中心へ移行し、負担能力に応じた公平な制度へ転換すべきです。
【医療費適正化への先行投資強化】
第四に「医療費適正化への先行投資強化」です。
重症化予防、生活習慣病対策、データ分析を活用した保健事業の高度化により、将来医療費の抑制が可能です。
保険者 努力支援 制度を「事後評価型」から「先行投資型」へ転換し、自治体が積極的に
予防事業へ取り組める財政環境を整える必要があります。
【国保安定化基金】
第五に「国保安定化基金」の創設です。
板橋区の国民健康保険事業特別会計の総額は、534億8,000万円であり、そのうち保険料収入は約135億円、都支出金が約332億円、一般会計繰入金が約60億円となっています。
保険料収入の割合は歳入全体の約4分の1に過ぎず、制度の自立性という観点から見れば極めて脆弱な構造であります。
このままでは保険料の引き上げか?繰入の増額か? あるいは給付抑制?という選択を迫られます。
これまでの議論もこの範囲内です。
それで何か、変わりましたでしょうか・・・?
私は、この三択では区民に未来を示せないと考えます👆
そこで、財源創出モデルの転換を提言します!
世界最大級の運用法人であるGPIFは、長期・分散・積立投資により安定的な運用益を確保しています。
価格変動リスクを抱えながらも、年率4.5%の収益を上げ、長期視点で年金制度を支えています。
板橋区においても、国保安定化基金を創設し、一定額を長期分散運用する仕組みを検討すべきではないでしょうか?
例えば・・・
100億円規模の基金を段階的に積み立て、年率3%の運用益を確保できれば年間3億円、5%であれば5億円の財源を創出できます。
これは保険料引上げ抑制や急激な繰入増回避の緩衝材となり得ます。
本件は、私が厚生労働省に赴き提言もしてまいりました。
一時的に繰入を増やしても、常態化ですぐに限界が来ます。三択ではなく、知恵を出し合い第四の仕組みを議会内でも協議したいと思いますが、各議員が本気に取り組めるか?今年が判別の年になると思っています。
発言しましただけでは、絶対に変わりません!

